ゆるふわ大学生ゴリラの15時

デザインを学んだり、経営を学んだりするゴリラです。京都府北部と京都市内に出没。

8月22日 古民家カフェ第二弾!オープン!

 

 古民家カフェ運営の実質ボスキャラだった僕は、昨晩結構ダメだしされた。昨日は、祭りに出店して、そのあと祭りを回るという感じの、いわば前と同じような日だった。そんな後のダメ出しは、実際全く余裕がなく、頭がいっぱいいっぱいだったので、辛い時間となった。照明ばっか作ってる余裕ある?と言われて・・・。友人に託されたえ仕事だったのでちゃんとやろうと、というかやらんとその友人に怒られるという感じで、それに手一杯だったのは認めるが、心外は心外である。そんな中、夜に照明を作る約束をしていた友人は僕を待って一階の作業場で寝ていてくれた。それを背後に感じながら周りに責められるのはいい気はしなかった。とはいえ、照明がいらないのなら僕は、心外ながらも、待ってくれている友人に布団でちゃんと寝るよう促すより他なかった。

 

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 そうして朝を迎えて、料理の用意にバタバタしているうちに夜が来て、作った照明が天井を思った通りに照らす頃、民族楽器の演奏が始まった。今の今まできりきりと張り詰めてやるべきことをやってきた僕は、賑やかな音楽や喧騒に包まれる古民家を見て、やっと一息ついた。薄明かりに浮かぶ人の笑顔と話し声が僕を包む。暖かい音や優しい空気が確かに質感を持って僕を、この家を包むのがわかった。木造二階建ての広い住宅は、優しく音を吸い、反射する。作った照明の黄色い光も、近くの部屋の白い照明と混ざり合い、暗すぎない程よい空間を作っていた。そしてその光が別の部屋に漏れて溶け合うので、思ったより丁度良い空間を作り出した。部屋、席によって照度が違い雰囲気や出会いが違うものの、そのそれぞれが矛盾なく混ざり合っていた。そんな空間が半ば予想外ながら作れたことが嬉しかったし、心地のよさそうな人の表情に満足してしまった。しばらくそそくさと流木を用いた照明を配置し、松を照らしたりしてばたばたしていた。そこいらが落ち着いて、少し接客に回った。市長さんの隣に座ったりなんなり。地区長さんの隣に座りつつ、伊東さんが来られた辺りからはたかが会計を取っていたのこともあり僕はすっと席に座り込んで話した。古民家のお隣さんも来て、どんどん話は盛り上がった。

 

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 幾度もお世話になった地元の方が結構来てくれて、その見慣れた顔の更にほぐれた笑顔が今でも思い返される。そしてそこでより打ち解けていく周りの表情。僕はこういったことを作れる人になりたいと思った。みんななるたけ長居してくれた。その暖かい雰囲気に目頭が熱くなった。宴もたけなわで、なんならカフェ終了後はフリーでお酒が振舞われた。あまり楽しく幸せで、達成感も半端なくて、僕はかなり羽目を外したようだが、まあ許そう。
 

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